おくるみのブログ(カテゴリー: ラッピング研究

2015年2月16日

ルームシューズ

誕生日プレゼントを貰いました!そう2月で33歳になりました~。
プレゼントをくれたのは、以前ラッピング専門店で働いていたときの先輩から。彼女とは都内の雑貨屋さん巡りをしたり、ラッピングのアドバイスをもらったり、先輩であり、友達であり、ラッピングのセンスは群を抜く憧れの存在でもあります。

ラッピング可愛い~~~~!!リボンを重ねた手作りのコサージュが付いています。ベージュと薄緑の絶妙な色使いが思いっきり私の好み♪

いつもいつも「わあぁぁぁぁ~うっとり」という嬉しさと「ヤラれた!」という彼女のセンスに嫉妬してしまう自分がいます。でもこれは彼女からのメッセージ。私に喜んでほしい!と想いがこもっているのはもちろんですが「ラッピングってこんなに楽しいよね!こんな魅せ方もあるよ」とラッピングの無限の可能性を教えてくれているんだと思います。

ルームシューズと一緒に袋もついていました。これもきっと彼女の手作りのはず。こういったさりげない気遣いもプレゼントをもらう側にとっては嬉しいもの。でもこんな嬉しい気持ちになるのは、彼女が私のことを時間をかけて考えてくれたのが伝わってくるからなんですよね。私の好きなもの、生活スタイル、似合いそうなもの、そんなことを想像してくれたからだと思うんです。

贈りものを選ぶってとても大変。あてもなくお店に足を運んだところで「コレだ!」と思うものにはそうそう巡り合いません。時間をかけてイメージを膨らまして「素材はこんな感じで、こんなシーンで使ってほしい」と形になってくるものだから、贈りものとラッピングには「愛」を感じてしまうのです。

「アトリエで仕事するときに使ってね」そんなメッセージを受け取って、足元も心もぬくぬくな私なのでした。どうもありがとう~!
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2015年2月14日

越前和紙の旅

1月末お休みをいただいて福井、越前和紙の工房見学に行ってきました。

和紙を漉くときに奏でられる音が、なんとも気持ちよく、眠りにつきたくなるほど心地よいリズムなんだと聞いて、一度その音を聞いてみたかったのです。
そして昨今では少なくなった機械を使わない和紙作りを直接見てみたい!そんなことで日本では比較的和紙職人が多く残り、紙生産で歴史のある越前まで足を運びました。

(TOPの写真は福井県無形文化財 岩野平三郎さんの工房。大きな和紙を2人で漉いていきます。和紙の原料を撹拌する音で丁度いい粘度が分かるそう)

木の皮を剥いで、煮出して柔らかくして、茶色の表皮を剥いで、小さなゴミを指先で取り除き、たたいて繊維を細かく、漉いて、乾かして…。なんて和紙作りの工程は手間のかかるものなのでしょう。そして成長に数年かかる楮・三椏・雁皮などの木の皮だけを使用するので原料はとても高価です。国産和紙が1枚○万円する理由がこの工程を見てやっと理解することができました。

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(原料となる楮の表皮)

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(真冬の冷たい水でも“ちり”を丁寧に取り除く作業)

その他にもシャワーを掛けて模様をつける落水和紙や、漉いた和紙を丸めてシワをつくる揉み紙、色違い2枚の和紙を重ねる両面和紙など複数の工房、日本で唯一紙の神社でお参りして、充実した見学ができました。和紙作りの道具、原料の植物、若い人たちが頑張っている製造現場、とても親切に案内してもらえた人々の温かさ。行ってみて肌で感じることができたので本当に良かったです。

時間が足りなくて、和紙漉き体験までとはいかなかったのですが、唯一体験したのは墨流しという模様づくり。水面に染料と油を落とし、揺らし、そこへ和紙を置いて模様をつけるというもの。
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(福井県無形文化財 福田忠雄さん 扇子であおいで水面を揺らす)

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(墨流し体験をする私 染料と油を交互に落としていく)

2015年1月23日

貼り箱ワークショップ

参加してみたかった貼り箱のワークショップに行ってきました。

工程を学べばいろんな形に応用できるし、箱そのものがプレゼントになる。大事なものをそっとしまう宝物入れ。お気に入りのペーパーでつくれば見てるだけで、胸キュンな箱です。

構造や工程はなんとなく分かっていたものの、ニカワ(接着剤)を塗るのが難しかったです。ニカワというのは豚や牛のコラーゲンでできた天然の接着剤。塗りすぎると表面がデコボコしてしまうし、もたもたしていると乾いてしまう…しかし乾けばピンとした張りが生まれる。慣れが必要そうです。
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私は白地にゴールドの髭ネパール紙と青の小柄プリントペーパーを選びました。リボンはベルベット素材。なかなか素敵な仕上がりとなりましたよ!
色々と失敗してしまいましたが、失敗するとそれを修復する方法を学べるので、上手くできなくて良かった(ちょっと苦し紛れ?)。工程やコツを忘れないように復習しようと思います。
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紙を切ったり、組み立てたり、手を動かす作業は心が落ち着きます。製図から始まって、仕上がりまで。そして出来上がると「わぁ!」と嬉しくなる。

いつか貼り箱も販売できたらと思うのですが、練習を重ねないと無理そうです。

来週は和紙を作る工程を学びに北陸へ行きます。
無形文化遺産に指定された和紙ですが、知人の紹介で人間国宝の工房を廻らせていただく予定になってます。
1/29~2/2までお休みを頂きますが、たくさんのことを吸収して、勉強してきたいと思います。

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ワークショップのあった二子玉川にあるBOX&NEEDLE素敵なお店です。

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内側はこんな感じになりました。

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