おくるみのブログ(投稿者: okuru-me)
ちょっとした遊び心
友人が我が家に訪問してくれた際に
手土産を置いていってくれました。
茶色いクラフト袋をあけるとジャム2つに蓮のドライフラワーが入っていました。
ジャムはルバーブという食べたことのない植物のものと
ブラックベリー味。
ルバーブはどんな味がするんだろうと
ドキドキしながら楽しみがいっぱい。
ルバーブという味の冒険は
なんとも友人らしく、ニヤっとした顔が浮かんでしまいます。
そして食品添加物をできるだけとらないという
私のことを考えてくれてのことでしょう、
原材料は最低限のシンプルさ。
ちょっとした手土産にしても特別な贈りものにしても
こういうキメ細かさは私のことを知らないとできません。
そして何より嬉しさを感じたのは
ドライの蓮の花でした。
ジャムで気持ちを贈りつつ、プラスでちょっぴり喜んで欲しいという
友人らしい想いが伝わってきて
自分もちょっとした贈りものをするときに
そういう遊び心を大切にしたいと思ったのでした。
鶴の結婚祝い包み
鶴がつがいで並ぶ結婚祝い包みを折りました。
水引は金銀の5本、「2度とないおめでたいこと」なので結び切りで結びます。
自分で結婚祝い包みを折るとお祝儀袋を買うのに比べてとんでもなく時間がかかります。
紙を買い求め、裁断し、一折ひとおり丁寧に折っていく。
しかし戦前まではそれが当たり前だったそうです。
「結婚する人が幸せになりますように・・・」と願って
ゆっくり丁寧に想いをこめる。
結婚式の招待状はだいたい2~3カ月前に届きますから
十分な時間はあるのですが今では結婚式当日にお祝儀袋を
買い求める方もいらっしゃいます。
・・・と慌しく準備するのではなく
結婚とは人生の中で大きな儀式であり特別な一日。
結婚する方の幸せを願い、そして喜びを分かち合う、
ぜひ穏やかな気持ちで迎えて欲しいなと思います。
内包み。右前で折りますが、
これは太陽の昇る東からたくさんの光が差しこんでくるという意味。
ひとつ一つに意味が込められています。
日本の伝統や所作は深い意味があり本当に美しいです。
はじまりの一日
3/31をもって約2年勤めたラッピング専門店を退職。
たくさんのお客さんの想いやドラマを知り、
包んでいるときは幸せだった。
一緒に働いていたスタッフ曰く
包んでいるときの私の目は一段と輝き、キラキラしていたらしい。
自分でも分かる。包んでいるとき真剣に夢中になれたし、
他の仕事を任されて包むことができない日が続くと
気持ちが沈んだりした。
最終日、友人に子供が産まれて
ベビー服を包んで欲しいという女性のお客様。
接客からラッピングまで担当させてもらった。
最後に「わ~可愛い!素敵に仕上げていただいて有難うございました」と
おっしゃってくれた。
ラッピング材料をお客様と決めるとき
赤ちゃんに合わせて子供らしいデザインにするか、
プレゼントをあげるのはお母さんになので
お母さんが喜ぶデザインにするかで2通りのパターンがある。
お客様と差し上げる方の関係を話してくださったときは
より親身になって予算や組合せの提案ができるし、包んでいるときの
想い、熱がより入る。
対面で接客する良さは
お客様のドラマを知れる、
そこに対して出来る限りの提案ができること。
全員がお話してくださるわけではないけれど
想像力が働き、こちらももっと良くしたいと思える。
そんな相乗効果がある。
おくるみはWEBを通してのお包みなので
お客様の想いを生で感じることは難しいかも知れない。
だけどできる限りの想像力を働かせて
ベストなお包みをしていきたい。
本日2014年4月1日から、おくるみ開店準備に向けて
がんばっていきます。