おくるみのブログ(カテゴリー: ラッピング受注

2015年11月17日

おくるみのラッピング

100のギフトがあれば100通りの贈りかたがある、いろんなリクエストにお応えしながらいつも包ませてもらっていますがこちらのお客様からはこのような要望がありました。

・包んだあと一度手元に戻し、プレゼントと一緒に現金を郵送したい
・段ボールは郵便局で定型外+現金書留で送付できる三辺合計90センチ以内におさめること
・段ボールをそのまま流用したいので未使用のような状態でお届けすること

うーん。少し考えました。
段ボールを未使用のような状態で送るためには段ボールの上蓋に封をしないで丸ごとエアパッキンで包んでお届けすれば問題なし。
ギフトサイズは三辺合計90センチ以内の段ボールに斜めに入れて、ギリギリ入るか入らないか。
ただご依頼品を預かってみないと確実なことは言えません。
100%大丈夫だとは言えないけどもそれでも宜しければということで、ラッピングはギフトの形に沿って包む、コンパクトなものを選んでもらい注文をお受けしました。

◆お任せラッピングご注文内容
オーダースタイル:コンパクト
雰囲気     :シンプル
ご依頼品の中身 :モスリンコットンのおくるみ4枚セット(箱入り)
備考欄     :祝儀袋や品物が動物のイラスト入りなので、シンプルが良いかと考え、上のようなシンプル調のオーダーにしていますが、柄入りでも良いかもしれません。和洋、リボン入り無しも含めてお任せします。赤ちゃんは女の子です。いとことお嫁さんへのプレゼントです。

おくるみはふわふわなガーゼ素材。じつはコレ、うちでも出産祝いにいただいて重宝しています。
温かみのある雰囲気で子供を包んでいると、なんだか幸せな気持ちになるんですよね。家でもお出掛けでも必ず持っていくお気に入りアイテムなんです。

仕上がりの雰囲気をシンプルにご指定くださったので、これはもう優しさたっぷり、冬生まれの赤ちゃんを真綿のようなふわふわしたイメージで包みたいと思いました。
それで、できあがったのがこちらです。

P1150961

スエード素材のリボンをシンプルにかけて、コットンレースとおめでとうのハンコをタグにしました。
お届け後、メッセージをくださったので紹介します!

「本当に助かりました。ありがとうございます。

柔らかな優しい印象で、且つ子供すぎないラッピングに感動しました。
私の年代になるとあまり作りすぎると少々恥ずかしいものがありますが、ただ素直にお祝いしたいという気持ちをそのまま形にして下さいました。

アマゾンのラッピングに閉口し、自分で対処しようと方々足を運んだのですが、思えば、ラッピングに加えて郵便局からの梱包材まで一通りを揃えるとなると技量もセンスもない素人に荷が重すぎました。

送り先はひと周り離れた従兄弟夫婦でした。商品券ではなく現金のお祝いを添えたい事情もあり更に途方にくれました。そんな中、問い合わせへの丁寧な応対、臨機応変さに感服しました。

『モスリンコットンのおくるみ』は当初から是非プレゼントにと考えており、実はこの「おくるみ」つながりの検索から、こちらを知ることになりました。

プチプチで梱包頂いたおかげでダンボールも綺麗に再活用できました。若干、横から重さがかかった様な押され痕がありましたが大丈夫です。
緩衝紙もとても柔らかい薄イエローで、祝儀袋が形よく収まりました。三方形80㎝のダンボールは程よい大きさですね。ゆうパックではなく、定形外郵便として扱うに全く問題なく、現金書留も追加できました。これからもお世話になるかと思います。

P1150959
→モスリンコットンのおくるみ。動物柄が可愛いです。

横から重みのかかった押され痕があったとのこと、申し訳ございません。段ボールの上蓋の封をしないでお届けだったので配送段階の何らかの重みで痕がついたのかも知れません。一枚エアパッキンなどを挟むようにして今後改善させていただきます。

ご注文ありがとうございました!

2015年11月12日

斬新なプレゼント

友人からラッピング依頼がありました。どんなふうに仕上げるか聞いたところ「外川さん(私)の好きな雰囲気だったらきっと気に入ってくれると思うから任せる」とメールが届きました。たった1つ要望は「もらった相手がお礼しなきゃと負担にならないように、さらっと気軽に渡せるラッピングがいい」と。

ボックスのなかを見ると桃太郎ぱっかーん。
なんだか彼女らしいチョイスだなぁと笑えてきて、あげる人を私は知らないけれどラッピングで友人らしさを出したいなと思いました。
P1150923
→最初は黒のリボンを合わせてみたけれど、ハードな雰囲気になってやめた組合せ

その友人はとにかく自由さを大切にしていて、常識はもちろんあるけど、常識にとらわれるのがきっと好きではない。いつか手紙が送られてきたときは、封を閉じるところ、つまり裏に切手が貼ってあった。そして人形作家で美しいけれど毒っけのある斬新な作品をつくる。

彼女が選びそうなペーパーにしようと思って、たぶんあまり人が選ばない(笑)ドクロの柄にしてみた。そして黒ドットのオーガンジーの布をリボンに見立てて、ピンクのリボンと重なるように結んだ。オーガンジーの布は存在感があるのに、ペーパーのドクロが透けてみえるのが丁度いい。リボンをいつものように十字に掛けると小さな箱なのでほとんどの柄が隠れてしまう。だからV字に結んで出来上がり。
P1150927
→ドクロが隠れてしまわないように、布とリボンを結ぶ

とある日、友達が仕上がったラッピングを取りに来た。「Kさんをイメージしたんだよ」と渡すと「え~わたしってこんなイメージ?!・・・はい!どうぞプレゼント!!」と逆に渡し返された。
「?????」
とハテナが5つくらい頭に浮かんだけど、そういうことだったのかと理解できました。私の出産祝いの桃太郎ぱっかーんのプレゼントだったみたい。「普段包んでばかりでラッピングされたプレゼントなんてもらうことないでしょ!!」と。なるほど!やっぱり彼女は斬新!

律儀にもラッピング代金を払ってくれて、好きなように包ませてくれて、プレゼントしてくれるなんて、不思議な感じだったけど私のこと考えてくれたんだろうなと嬉しかったです。
それに自由にしていいと言われて、無我夢中、Kさんのことを考えながら熱中した時間を過ごせたのです。

普段もお客様のお任せラッピングはこんな風にいろいろ考えながら同じように包んでいます。リボンの結び方を変えたり、色を変えたり、一度組合わせて完成させても、やり直したり。自分がいいと思うまで何度も何度も。お任せラッピングで気に入ってもらえないこともあると思います。でも出来ることをやるだけやって、送り出しているので後悔はない。いつでも一番いいと思ったのもをお届けしています。

Kさん、ありがとう!勝手にだけど常識をもっと裏切ってもいいのだと受け取りました。

2015年11月11日

創立15周年

ここ数日は大量ラッピングの注文をこなすためblog更新ができずにいました。
先日発送が終わり一安心。

企業様の創立15周年ということで、企業ロゴの緑と数字の「15」を使ってお届けしました。
お預りした品物はお伝えすることができませんが、今後の飛躍とギフトに関連づけた、空をはばたくようなイメージ。

無事ラッピングも届いたそうで「仕上りが綺麗でプロにお任せして良かった」とメールくださいました。

もうすぐクリスマス。少しずつお問合せや注文をいただくようになってきました。
早い方はすでにプレゼントを決めているようで、行動の遅い私は見習いたい部分です。

その前に夫の誕生日がやってきます。今年はプレゼントではなく、料理教室への招待にするつもりです。食べるのも料理を作るのも好きな夫は、もとは江戸にありいまは鎌倉にある料亭の料理教室の話をすると興味ありげ(次回は一番だし、二番だしのとりかた&包丁の研ぎ方だとか!)
習ってきたら、きっと一度くらい作ってくれると期待しつつ、そんな体験のプレゼントは初めてですが、喜んでくれると思います。

U様、この度はご注文ありがとうございました!

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