おくるみのブログ

2016年11月8日

一升瓶のラッピング

久々のblog更新です。もう11月ですね。あと年末まで残すところわずか。おくるみでは一番多忙なクリスマスがやってきます。

最近は結婚式引出物の受注をいただいて、てんやわんやしてました。たくさんのラッピングに熱中しながら「おくるみを始めたいと思ったのは自分の結婚式がきっかけだったな」と懐かしい気分になりました。気に入る引出物がなくて、ほうぼう探し歩いたことが、おくるみを始めることに繋がったのです。きっとこのお客様も自分の気に入った品物を来賓にお渡ししたいと考えられたのでしょう。そんな気持ちを重ねながら、大量といえど1つひとつ丁寧に心を込めて包んでいきました。

さてラッピング店を営んでいると予想外のラッピング依頼が舞い込みます。今回は還暦祝いの一升瓶2本を酒屋さんがやってくれるみたいに、紐を使って装飾して欲しいとのオーダーです。できないことはないけれど、その装飾の経験はありません。調べてみるとYOUTUBEなどで動画が見れますが、やり方がそれぞれ異なっていて、本当に正しい結び方なのか分かりません。形になっていれば何でもOKではなく、贈り物の礼法を守り、ラッピング店としてきちんとお渡ししたい…。ですので古い文献を探しまわりました。

すると一升瓶結びとは重いものを持ち運ぶための作業結びで「男結び」で結ぶと書いてあります。男結びも初めてのことなので手順を調べて、伝統的な一升瓶結びを完成させました。

お客様に写真を送付すると「思っていた通りの出来栄えです」とおっしゃって頂いたので、ほっと一安心。

はじめてのラッピングは難しいですが、新しいことに挑戦でき有り難いです。この度はありがとうございました。

一升瓶結び 男結び
男結びで縛っていきます。郵送するので間にクッション材を挟みました。

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取っ手を持ち上げると、紐がぎゅぎゅっときつくなり、滑り落ちないようになっています。

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