おくるみのブログ(月: 2016年5月)
珈琲セットのラッピング
お任せラッピングでコーヒー用のスケール、ドリッパー、サーバーなどの5点をお預かりしました。
お預かりすると当店で用意のあるギフトボックスには入らず1つにまとめることができなかったので、分散させて包んで最後にまとめました。
それぞれ箱のサイズがバラバラなので、なるべく凸凹が出ないよう、すっきりまとめることに気をつけながら包んでいきました。
凹凸があると箱の四隅がくっきりと出ないですし、ペーパーの破れにも繋がってきます。おめでたいお祝いなので、そういった懸念点は払拭して綺麗に破れなく、貰って嬉しいラッピングを目指します。
お任せラッピングご注文内容
スタイル:ボリューム
雰囲気:和風、高級感
カラー:ブラウン
贈呈先の詳細:ご結婚、40代、女性、仲のよい友人
備考欄:花鶴祝歌みたいな雰囲気でお願いします
ご注文内容から重厚感のある純和風という雰囲気ではなくて、洋風も織り交ぜた明るい雰囲気がお好みだろうと判断しました。
ラッピングペーパーは白ベースで絵柄の入った和紙とゴールドの豪華なものを使って、白とゴールド&茶系にまとめました。
コーヒーフィルターは形状的に他とまとめることが難しかったので、別のラッピングにしました。白い和紙に包んで紅白の水引を結びきりに。
喜んでいただけますように!
母の日の庭の花束
母の日に自分で摘んだ花々をプレゼント、とても素敵じゃないですか?
これは京丹後に住む友達が遠く離れて暮らすお母さんのために、奥さんと一緒に作ったそうです。
お花を摘むのも楽しみながら制作したんですって。
遠く離れていても住んでいる場所の匂い、風景も、春の訪れも、切り取って近くにいるような温かさを感じることができそう。
贈り物に関する仕事をしながら私は「母の日と父の日はやらない宣言」をしていますが、こうやって自分も楽しみながらできるならメッセージカードとともに贈りたくなります。
今は庭にバラや野菜の花たちが咲いています。ちょっと遅いけど庭の花束を贈ってみようかな。
チーフのラッピング
常連のお客様からポケットチーフをお預かりしました。
毎回「おくるみさんに全てお任せします」と仰っていただけるので、どんな仕上げにするか私も毎回わくわく楽しみながらラッピングしています。
とある俳優さんへ舞台公演プレゼントでいつもご注文くださいます。はじめて聞く名前の俳優さんでしたが、テレビやラジオ、ナレーションでも大活躍されていることが次第に分かってきました。テレビやラジオに出演されるたび気になって見てしまうので、ラッピングのイメージも沸きやすいです。ただ毎回同じテイストのラッピングではなくて、送り主のお客様もプレゼントされる側も新鮮な驚きや楽しさを感じて欲しいので、工夫しながらやっています。
今回は初夏らしく涼やかに、華やかさや高級感を出してみました。ご本人がファッションの一部としてカバンを持つのと同じように、ラッピングもファッションの一部となるように、そんなことを大切にしながらラッピングしています。
届いたあとにいつも感想メールをくださるのも、有り難いことです。一部紹介いたします。
「先ほど、お品物が無事に到着しました。
型くずれもなく、きれいな状態で届きほっと安心しております。
ドキドキしながらダンボールを開き、お箱を見たとたん思わず「わぁ!」と歓声をあげてしまいました!
上品な藤紫の薄紙からあらわれたラッピング、とてもとても素敵で……!
金色の地に万華鏡の中身をふりかけたような包装紙、そこに黒のストライプリボン、さらに水色のリボンだなんて……!
私には想像もつかない色合わせです。
なのにすべてが調和していて、繊細かつ大胆な色彩感覚にいつもほれぼれしてしまいます。
美しく可愛らしいのに、壮年の男性にもふさわしい仕上がりで、本当に嬉しいです。
またこの藤色の薄紙の綺麗なこと……!
お渡しする際に、紙袋の中に敷いたり上にカバーをかけたりするとラッピングがひきたつので感謝しております。」
この度もありがとうございました!