おくるみのブログ(日: 2016年2月16日

2016年2月16日

雲のモビールをラッピング

久しぶりにラッピング「ロマンティックトワレ」でお包みしました。
ご依頼品は出産祝いのプレゼントでフエルト生地のモビール。金色の星やその他の装飾が細く繊細で、赤ちゃんが横たわる天井で風に揺られてくるくる回ったら、きっと美しく静寂な時間が流れるのだろうなと想像してしまうくらいに、素敵なモビールでした。

赤ちゃんは男の子だそうですが、その子を産んだお母さんがとてもセンスがよい方で、そのお母さんに気に入って貰えるラッピングを選んだそう。

出産祝いの場合、お子さんに「ようこそ!」と向けたプレゼントもあれば、お母さんやその家族に対しての「おめでとう!」のプレゼントもあります。子供っぽいラッピングでも、大人っぽいラッピングでもどっちでも構いません。誰にどんな目的でプレゼントするかによって違うのですから、大事なのは相手の喜ぶ顔を想像できたかどうか。

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箱詰めは雲にちなんで水色のインナーペーパーを選びました。
天井に吊るすネジとテグスはカラフルなトレーシングペーパーで封筒をつくって、動物タグを入れています。
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2016年2月16日

結び

少し前、暮しの手帖で「美しい結び」という特集がありました。
紹介されていたのは古代より続く装飾的な結び「飾り結び」。

靴のひもを結ぶ、ネクタイを結ぶ、着物の帯を結ぶなど、生活の中で様々な結びに触れている私たちですが、結びには実用的なものから、装飾的なもの、信仰的なもの、結び一つとて色んな意味があります。

結びとはそもそも「陰陽相対的なものが和合して新しい活動を起こす」という意味合いで、男女の和合によって新しい命が生まれる自然の神秘をあらわした「産霊(むすひ)」が語源になっています。それにより生まれた子供を「むすびひこ」「むすびひめ」と呼び、「むすこ」「むすめ」と略称されるようになったと言われています。

包みにもいえることですが、日本人には自然を尊ぶ精神性があります。結びひとつ一つに様々な祈り、願いが込められているのでしょうね。結び目に不思議な力が宿ると信じた人々の心。伝承し大切に育みたいです。

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