おくるみのブログ(日: 2015年6月18日)
2015年6月18日
財布のラッピング
還暦祝いのプレゼントをお母様に差し上げるということでオーダーいただきました。ご依頼品はやまぶどうの長財布。長く味の出るいいものを贈りたくて選んだそうですが、購入したお店のラッピングが簡易的でがっかりされたそうです。
ラッピングは花鶴祝歌の和紐をとり、サテンリボン1本をボリューム結びさせていただきました。和の雰囲気は無くし、そのぶんボリュームを出して華やかにされたいというご要望でした。
お客様がおっしゃるようにお店の無料ラッピングは簡易的なものが多いです。高額な商品を購入しても、あくまで無料サービス。袋の口を針金で留めるとか、安っぽい包装紙、シールを貼るだけなど…。
ラッピングが仕事なので、他店ではプレゼント包装をお願いするようにしています。センスのいいお店もありますが、効率よく、コストも省き、店員さんによって上手い下手の差がでないよう簡単なラッピングになっているのが実情です。
以前ドイツへ行ったときラッピング屋さんが至るところにありました。聞いたところドイツ人は必ずラッピングをしてプレゼントを贈るのだそうです。ラッピングすることを自分でも楽しむんですって。
慣れないとラッピングは少し難しいですが、大切な人の喜ぶ顔を思い浮かべながらラッピングするのもプレゼントのひとつ。一生懸命な気持ちは伝わります。どうぞ是非ラッピングを楽しんでみてください。