おくるみのブログ(コラムのカテゴリ: ラッピング研究)
BLOOM’Sのラッピング
先日、銀座松屋で可愛いケーキ屋さんを見つけたので
そのパッケージのことを書きます。
BLOOM’S(http://www.jiyugaoka-blooms.com/#1)というお店。
自由が丘に店舗を持たれているようですが
期間限定で銀座松屋に出店されていました。
BOX:クラフト地、ワンタッチ仕上げ
粘着:ゴールドのシール
販売:BLOOM’S
中身:焼き菓子
リスの絵が描いてあるボックスに入れてもらうには
オプションで200円ほど掛かりましたが
木の実や森のフルーツを使った焼き菓子と
このリスの絵のクラフトボックスとの相性がとてもよく
森のお菓子屋さんという世界観が出ていました。
蓋をとめるシールもゴールド。さりげないですがセンスがよく勉強になりました。
そして箱を空けるとあらまた可愛い。
なんとケーキを置く底部分にも絵が描いてあるではないですか!
ケーキでボックスは汚れてしまったのですが
大事なものを入れるボックスとして取っておきたくなります。
ラッピングにも同じことが言えますが
包装をほどくのがもったいない、いつまでもこのまま飾っておきたいと
言って貰えることがあります。
味が美味しかったのはもちろんですが、
お菓子ひとつにしても華やかな見た目やパッケージに凝っているお店は
人気があります。パッケージで楽しみ、味で楽しむ。
この2度の喜びがあるからこそ、贈りものも同じように
ラッピングが大切だと思います。
しましま弁当
伊豆大島のべっこう寿司が詰められた「島島弁当」。
パッケージが船の形でとても可愛いです。
売上げの一部は土砂災害の復興支援として寄付されるそうですよ。
ラッピングペーパー:青と白のしましまペーパー
BOX:5角形
価格:700円
販売:東海汽船
中身:べっこう寿司
マリンカラーの爽やかさと船の尻尾にも浮き輪がプリントしてある細かさがにくいです!
青と白のしましまペーパーを外すとお弁当ボックスになります。
ボックスの蓋を外すと・・・
青唐辛子醤油でつけた白身魚のお寿司の間に
あしたばの若葉がはさまって、お寿司同士がくっつかないように工夫してあります。
さらに船頭の赤い部分にはお菓子が隠してあるなんて、か、可愛いです。
味もとても美味しかったのですが
パッケージが可愛くて買い物したようなものです。
ただ可愛さだけじゃなくて「島の特産品」を上手にPRしていて
お土産にしたくなる価格のお手ごろ感も魅力です。
お寿司をお土産にすると
笹寿司や柿の葉寿司などを思い出します。
抗菌作用のある植物の葉で包むことは食品を長く持たせるための日本の知恵だったそうです。
日本では液体を持ち運ぶためにカゴに漆を塗ったり、
お米を運ぶために米俵ができたり、運ぶ用途から包みのバリエーションが広がりました。
いまは遠方の食品も冷却により美味しく食べることができますが
昔は運ぶ間に発酵してさらに美味しくなったり、葉っぱや藁を用いたり
地域ならではの包みがありました。
今はプラスチックや紙製品に変わり便利になりましが
温かみのある素材を用いてのラッピングは魅力があります。
島島弁当からは話がそれてしまいましたが、
可愛くてつい買ってしまったお弁当の話(ラッピング研究)でした!
クッキーのラッピング
おくるみの近所のお菓子屋さん「パティスリーCALVA」。
テレビや雑誌に取り上げられてお店はいつも繁盛しています。
そんなCALVAのクッキーのラッピング研究をしてみたいと思います。
ラッピングBOX:透明のプラスチックケース
粘着:透明のシール
外装シール:表-お店のロゴシール、裏-成分表示シール
中身:クッキー2種類
お菓子やさんでよく見かけるラッピングではありますが
よく見ると茶色のクッキーは右と左で交互に重なって詰められています。
まっすぐ積み重ねると空間ができてクッキーが割れてしまう、
そして交互に重ねるとデザインされているようになるので
見た目もオシャレになります。
以前働いていたお店はバレンタイン時期になると
「お菓子を作ったけど詰め方が分からない。
ラッピングして欲しい」という相談で来店されるお客様もいました。
たいていバレンタインなどで贈りものするとき
「○○をつくろう!」から始まってお菓子の材料を買う→お菓子を作る→
ラッピングはできてから考えるというパターンが多いようですが
お菓子の完成形まで最初に考えておくと
味も良し!見た目も良し!な贈りものができると思います。
こちらのクッキーの形は可愛い型抜きです。
白いお菓子は手で丸めていますが
コロンとした形も透明な縦長のボックスに入っているとスマートに見えます。
ラベルを手作りしてみるのもいいですね。
原材料などを手書きにすると材料にこだわっている感じがします。
お菓子のラッピングに悩んだら
近所のお菓子屋さんを参考にするといいと思います。
何を作るか?どのくらいの量、サイズにするか?
どんな見た目にするか?など。
せっかく時間と愛をこめて作るのだから
相手が貰って喜んでくれるようにしたいですね。