おくるみのブログ(カテゴリー: 未分類)
半農半ラッピング
何度かこのblogでも書いたと思いますが
私は小さいころから山の麓に住みたくて
農家のお嫁さんになりたいと言っていました。
幼少期を思い出すと今は残っていない田んぼの畔で
つくしやフキを夢中になって摘んでは家に持ち帰る少女でした。
ゆっくり時間が流れ、悩みなんてこれっぽっちもなくて、鼻歌なんて口ずさみながら
まるでお花畑にいるような時間のなかで生きていました。
いまは吾妻山の麓に住んでいます。
住む場所の選択で1つ夢を叶えることができました。
もう1つの農家のお嫁さんですが
別にお嫁さんにならなくても自分が農家になればいいんじゃない?と
あっさりとした解決法があることに最近気づきました。
もちろんラッピングの仕事はやめるつもりは微塵もないのですが
花(野菜)を摘み、季節の流れと自分の好きな空間で生きられたら
ラッピングはもっともっと気持ちの伝わるものになるんじゃないかと思います。
お客さまのプレゼントをラッピングさせていただくとき
たくさんの気持ちも一緒に包みます。
目には見えないけれど、どんなものが好きかな?
大切な方にあげるプレゼント、どんな愛が流れているんだろうと想像しながら。
不思議なんですが、その気持ちは伝わります。
2回目以降のご注文をいただくときに
「おくるみさんを信頼してますので全面的に好きなようにしてください」
なんてメッセージをくださるお客さまが多いのも事実で
ラッピングはただプレゼントを紙で覆うものだけでは
ないなとこの頃考えてしまいます。
もちろん優しいお客さまに恵まれているからなんですが
だからこそ自分の気持ちが落ち着いていて
満たされていないととてもラッピングはできないと思うのです。
今日は畑の栗をたくさん拾いました。
友達が運営している幼稚園の子どもたちが栗拾いに来るというので
拾いやすいように草をたくさん刈りました。
さつまいもの収穫も間もなくで
へちまタワシ用のへちまもわんさか実ってそんなことでただ嬉しい。
畑の中は生命のエネルギーに満ちていて
私が蘇る場所です。
ラッピング教室
10/31(土)鎌倉生活クラブの会員イベントでラッピング教室を開催します。
1つは小さいお子様向けにハロウィンのお菓子詰め合わせラッピング。好きなお菓子をカップや袋に入るだけたくさん詰めて、こわ~いオバケをつくります。工作のように自由に詰めて楽しんで、どんな作品が出来上がるのか?!子どもも大人も作るのに夢中になって楽しいラッピング時間を過ごしてほしいと思っています。
2つ目は大人向け「鶴のお年玉包み」です。お正月は日本の行事のなかで一番大切にしたいもの。奥ゆかしい日本の伝統「折形」で一目ひとめ丁寧に折っていきます。折形の歴史、神と自然を崇拝した日本人の心などもふまえてお話できたらと思っています。
当日は生活クラブのクリスマス・お正月用品の見本もあります。申込み制ですが入退場自由なので気軽にお越しください。
10/31(土)13:30~16:00
鎌倉深沢行政センター
生活を楽しむ
我が家の庭です。
いまはノウゼンカズラが真っ盛り。
紫陽花もまだまだ綺麗に咲いていてここを通ると何とも幸せな気持ちになります。
今朝はおばあちゃんが息子のために花びらを集めて花道を作ってくれてました!
わぁ~なんて素敵なの!わたしにはそんな発想なかったなと感動しました。
3歳の息子はそんなのお構いなしで踏んずけていきましたが(笑)
生活を丁寧に、日々を慈しむって憧れますが
一緒に住んでいるお義母さんは本当にそれが上手で
桜の季節には花びらを拾って水に浮かべて
秋には紅葉する葉っぱを食卓に並べたり
普通では素通りしてしまうものを心にとめる感性があります。
息子の拾ってきた木の実を図鑑で調べてくれたり、
カタツムリを捕まえて見せてくれたり
(ときに蝉とか手掴みだからビックリしますが)
生活を楽しむって身近にあるものを発見する力と感動する心なのかなぁ。
遠くに行かなくてもお金を出さなくても
生きることって楽しめるんだな~とお義母さんを見ているとそう思います。
いまは梅雨なので、息子と雨の日を散歩したり、水たまりを一緒にバシャバシャしたり
蚊に襲われながら山の中を歩いたり、日々自然に触れていながらも
食べられる実以外はスルーしてしまうタチなので
家の中に四季を感じさせる植物があると心が満たされます。
ラッピングという仕事をしながら幸せな気持ちに包まれていますが
日々のなかでこの花道のように幸せな余韻がいつまでも続く…
驚きだったのでここに記してみました。