おくるみのブログ(カテゴリー: 日々のできごと)
私のやりたいこと
12月にはじめましてのお客さまから
お電話がありました。
もう15年以上も前に
旦那さんと訪れた南仏エズという小さな町。
普段モノをあまり欲しがらない旦那さんが
一目惚れでベルトを買ったそうです。
毎日のようにベルトを身につけていましたが
そのうちだんだんとくたびれて
修理に出して欲しいと預かったまま月日が経過。
修理から戻ってくると
買ったときのような状態になっていて嬉しかったのと
きっと修理に出したなんて思ってもないだろう、
そして私たち夫婦にとっても
その旅行は特別な思い出があるので
エズの町の情景を思い出せる
特別なラッピングにして欲しいと
ご相談がありました。
・・・
お電話で話しながら
あーーーー私がやりたいことって
こういうことだな、って再確認をして。
「大切な愛をヒアリングしてラッピングでカタチにする」
たかがラッピングですが
ラッピングも大切にしたいと
思われる方も一定数いらっしゃるのも事実で
はじめて話すわたしに
とてもプライベートなことを教えてくださるのが
有り難く、つくづく幸せな仕事をさせて貰っていると
実感します。
ときには結ばれない恋や、
同性のパートナーへの想いなども
共有してくださることもあり
どんな形であっても
人にはそれぞれの尊い愛があり
それは素晴らしいと感じています。
いつもそのような仕事をさせていただき
ありがとうございます。
裏のInstagram始めました
クリスマスラッピング始まっています。
はじめてラッピングオーダーくださる方
去年もこの時期にご利用くださった方
数年ぶりにご注文くださった方
色んなお客さまにお会いできて大変嬉しく思います。
実は裏のInstagramを始めました。
別のアカウントはあるのですが
SNSがあまり得意ではなく更新するのが負担になっていました。
知り合いに見られるのがなんか恥ずかしくて
あんまり自分を見て~見て~なタイプではないので
熱い想いはこのblogだと表現できるのに
SNSでは見られているのが気になってしまうというナルシストでございます・・・。
でも最近ふっと詩が浮かぶことがあり
色んな曲を聴くようになっていい歌詞だな~って
しんみりすることもあって
そういういいなと思ったものを表現したくなったんです。
ぐっときた歌詞や思いついた詩なんかを
ラッピングの画像とともに気ままにアップしています。
良かったらのぞいて見てくださいね!
こちらです→裏のInstagram
泣きました
今日お客さまからお手紙をいただきました。
「この度はじめて利用させて頂きます。
いつもオススメ品を贈り合う友人と
30年の節目をむかえるので、
何か特別感のあることはできないか?と考えていたところ
御社のサービスにたどり着き、嬉しく思いました。
お世話になりますがよろしくお願いします。」
じーん。。。。と泣けてきてしまって。
品物を預けるときわざわざペンを取り一筆箋に書いてくれる。
普段自分でも一言メモを添えるだけでも
急いでいたり、時間がなかったり、やり過ごしてしまうことですが
私はお客さまとのこういった心のやり取りがあるからこそ
おくるみというラッピングサービスを続けているんだなって思いました。
ラッピングなんてあってもなくても
必要ない人には必要ないですし
包んであれば何でもいい人もいます。
でもおくるみにラッピングオーダーくださる方には
大切な方への愛があって、その愛をおすそ分けしてもらっているような気になるのです。
だからその愛に応えたいって。
私のできることは包むということだけですが
やっていることが伝わる人には伝わること、
本当に続けていて、そういった気持ちにさせてもらって
良かったなと思いました。