おくるみのブログ(月: 2015年7月)
季節を閉じこめて
雨が続いています。ようやく梅雨らしくなってきましたね。
わたしは雨が好きです。
ベランダの窓を大きく開けてしとしと降る雨音を聞いたり
庭の草木の色彩がじっとり濃くなるのを眺めたり…。
もわっとした湿気で汗ばむのもまた、季節の移り変わりを感じることができて
街のなかでも何処にいても私たち人間は自然の中で暮らしているんだなと
再確認することができます。
そしてその季節の美しさ、あじさいをドライフラワーにすることにしました。
数年前からやろう、やろうと思って今になってしまいましたが
あじさいを脱湿材に埋めてみました。
普通に干すだけだと色が茶色くなっていきますが
この方法だと色はそのままに乾燥していくそうです。
上手くいったらラッピングのアイテムとして使おうかと!
ラッピングはプレゼントという品物がメインであり、包装をほどくまでの一瞬のワクワク感を伝えるもの。そのたった一瞬ですが、匂いや季節、五感に訴えかけるなにかも伝えていけたらいいなと思います。
ただお客様の品物は、自分の好みを取り入れることは押し付けになってしまう可能性があるのでいつも悩んでしまいます。差し上げる方の雰囲気や大切な想いを知ることがなかなかできないので…
ラッピングを注文してくださるってことは特別な想いがあるってこと。その気持ちを大切に扱いたい、そう思いながらいつも心を込めて包んでいます。だからその分、難しいです。もし可能なら注文の備考欄にその方に対する想いや雰囲気をお知らせくださると、その方に対するラッピングのヒントになるのでとても嬉しいです。
まずはドライフラワーどんな色に仕上がるのか楽しみです。
iPad miniのラッピング
iPad-miniを舞鶴というラッピングで包みました。箱詰めをご希望でしたので、どんなものにしようかな~と悩んだ挙句、ラッピングは鶴の絵柄でお目出度いし、差し上げる方は70代ということなのでシンプルに赤のタッセルパッキンを埋めました。
タッセルパッキンを入れるのは簡単そうに見えますが、コツを掴まないと紙の切れ端が散らばって汚く見えます。商品の上にのっからないよう、箱からはみ出さないように丁寧に入れていき、蓋をして箱を天地左右に振ってみて動かなかったらOK。どんなときも開いたとき美しくを心がけます。
iPad-miniのような四角いものはギフトボックスを別途購入することなく包めますが、包装紙を開いたときにすぐにモノが分からないっていう楽しみがありますよね。それに箱のなかに納まっていたほうが豪華に見えます。桐箱のなかに入ったマスクメロンみたいに(笑)
包装の仕方は用途や立場によってさまざま。そういうことも含めてラッピングを楽しめるといいですね。ご利用ありがとうございました!
新商品のご案内
こんにちは。7月に入り、梅雨も半ばを迎えました。
雨は蒸し暑く、洗濯物が乾きにくいですが、夏にぐんぐん成長する植物にとっては欠かせないもの。私たち人間にとっても恵みの雨です。そう思うと雨の日も軽やかな気持ちで過ごせますね。
さて、本日は新しいラッピングをご紹介します。
トップにボリュームを出した絞りという包み方の新商品2点です。
当店のラッピングは60サイズ2000円前後の価格が一般的ですが
もう少しリーズナブルな商品を用意してみました。
ペーパー1枚とリボン1種類のシンプルなラッピングですが
トップにボリュームが出ることで全体的に華やかな印象になります。
ペーパーはグラデーションが入っためずらしい素材です。
不織布というペーパーは花屋さんで使われる、あの柔らかい布のような素材。
なんとなくイメージできますでしょうか?そうです、花束のときに使われます。
落ち着いた配色のグラデーションは上品な雰囲気で
年配の方やカジュアルに贈りものをされたいという方におすすめです。
この「絞り」という包み方は、ギフトボックスなしでお包みすることも可能です。
ふわふわとヒダを寄せながら包んでいくので洋服などの布類、ワインなどのボトルなどの様々な形に応用がききます。
後日、ギフトボックスを使わない絞りのサンプルをご紹介しますので、お待ちくださいね。
それまでギフトボックスなしでお包みされたいときはお気軽にご相談ください。