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おくるみのブログ

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2015/11/12

斬新なプレゼント

友人からラッピング依頼がありました。どんなふうに仕上げるか聞いたところ「外川さん(私)の好きな雰囲気だったらきっと気に入ってくれると思うから任せる」とメールが届きました。たった1つ要望は「もらった相手がお礼しなきゃと負担にならないように、さらっと気軽に渡せるラッピングがいい」と。

ボックスのなかを見ると桃太郎ぱっかーん。
なんだか彼女らしいチョイスだなぁと笑えてきて、あげる人を私は知らないけれどラッピングで友人らしさを出したいなと思いました。
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→最初は黒のリボンを合わせてみたけれど、ハードな雰囲気になってやめた組合せ

その友人はとにかく自由さを大切にしていて、常識はもちろんあるけど、常識にとらわれるのがきっと好きではない。いつか手紙が送られてきたときは、封を閉じるところ、つまり裏に切手が貼ってあった。そして人形作家で美しいけれど毒っけのある斬新な作品をつくる。

彼女が選びそうなペーパーにしようと思って、たぶんあまり人が選ばない(笑)ドクロの柄にしてみた。そして黒ドットのオーガンジーの布をリボンに見立てて、ピンクのリボンと重なるように結んだ。オーガンジーの布は存在感があるのに、ペーパーのドクロが透けてみえるのが丁度いい。リボンをいつものように十字に掛けると小さな箱なのでほとんどの柄が隠れてしまう。だからV字に結んで出来上がり。
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→ドクロが隠れてしまわないように、布とリボンを結ぶ

とある日、友達が仕上がったラッピングを取りに来た。「Kさんをイメージしたんだよ」と渡すと「え~わたしってこんなイメージ?!・・・はい!どうぞプレゼント!!」と逆に渡し返された。
「?????」
とハテナが5つくらい頭に浮かんだけど、そういうことだったのかと理解できました。私の出産祝いの桃太郎ぱっかーんのプレゼントだったみたい。「普段包んでばかりでラッピングされたプレゼントなんてもらうことないでしょ!!」と。なるほど!やっぱり彼女は斬新!

律儀にもラッピング代金を払ってくれて、好きなように包ませてくれて、プレゼントしてくれるなんて、不思議な感じだったけど私のこと考えてくれたんだろうなと嬉しかったです。
それに自由にしていいと言われて、無我夢中、Kさんのことを考えながら熱中した時間を過ごせたのです。

普段もお客様のお任せラッピングはこんな風にいろいろ考えながら同じように包んでいます。リボンの結び方を変えたり、色を変えたり、一度組合わせて完成させても、やり直したり。自分がいいと思うまで何度も何度も。お任せラッピングで気に入ってもらえないこともあると思います。でも出来ることをやるだけやって、送り出しているので後悔はない。いつでも一番いいと思ったのもをお届けしています。

Kさん、ありがとう!勝手にだけど常識をもっと裏切ってもいいのだと受け取りました。